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ライフハック、飛蚊症

「転職の思考法」は転職を考えていないサラリーマンにも必読の書

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「転職の思考法」を書いた北野さんの本は、キャリアに悩んでいる人、転職を考えていないサラリーマンにも必読の書としてオススメすることができます。

 

ストーリー調で文章が構成されていますが、リアルな場面を想像できるからこそ、悩めるサラリーマンに刺さりやすい一冊となっていると感じます。

 

簡単に読めてしまう本ですが、重要な主張が本の全体にちりばめられているため、何度も精読したい本です。

 

筆者の主な主張は、以下の通りです。

 

  • 上司を見て仕事をするのではなく、市場で評価されるかを意識するべき
  • 市場価値は、「技術資産」、「人的資産」、「業界の生産性」のかけ算で決まる
  • 特別な才能をもっていない人はポジションに徹底的にこだわる必要がある
  • 市場価値が高い人間が集まる会社が本当に働きやすい会社である
  • 仕事でやりたいことがなくて当たり前であり、心地よい状態に着目すべき

 

以下に、上記5つの主張についてそれぞれまとめました。

誰を見て仕事をすべきか

一般的なサラリーマンは上司の目線を気にして仕事に取り組みます。

 

上司は、その上司の指示を受けて仕事をします。

 

この会社内の上方向の目線を辿っていくと、最終的に社長にたどりつきます。

 

そして社長は、株主、銀行そしてクライアントの目を一番に気にします。

 

このような勤め人は、狭い社内だけに目線が向いており、市場価値というものさしを持ち出しません。

 

市場での評価軸に目を向けてこなかった人材は、会社という看板がなくなった時に、キャリアが詰むことになります。

 

反対に、上司ではなく市場での価値を意識しながら仕事に取り組むと、会社が傾いたときにスムーズにキャリアアップできる可能性が飛躍的に高まります。

 

上司を見て仕事をすることと、市場での評価を気にしながら仕事をするのでは、会社が傾いた時に、危機的状況に陥る可能性が全く異なってきます。

市場価値は3つのものさしで決まる

市場価値は、「技術的資産」、「人的資産」、「業界の生産性」という3つのものさしのかけ算で決まります。

 

技術的資産は、どの会社に行っても必要とされる普遍的なスキルを指します。

 

会社内でスキルが高いと評価されている人材でも、他社で横展開できない場合は、技術資産の定義にはあてはまりません。

 

人的資産は、分かりやすく言うと人からの好かれやすさと、仕事を評価される上で積み上げた人脈です。

 

技術的資産は、努力すれば誰にでも獲得できる代替可能性があるものでもあります。

 

そのため、20代は技術的資産を積み上げて名前を売り、30代以降に人的資産を利用して、おいしい仕事をゲットできるようになる戦略をとるべきです。

 

年を重ねるごとに、良い仕事の話は市場価値を高めてバッターボックスに立てる者にしか与えられません。

 

業界の生産性は、よく使われる例でいうと業界一人あたりの粗利のことを指します。

 

一例として、金融業は一人当たりの生産性が高い業界でして、ウェディング業界が業界の生産性が低いといえます。

 

業界によって、一人当たりの生産性が20倍以上ありまして、低い業界にいる限り市場価値は一生上がることはありません。

凡人はポジションに徹底的にこだわるべき

凡人は、技術的資産、人的資産の面で強いアピールをできません。

 

そのため、市場価値を高め年収を上げたいならば、伸びている業界にポジションを置くことが最も重要なことになります。

 

業績が良く好調に見える会社でも、今現在の立ち位置が「上りのエスカレーター」か「下りのエスカレーター」のどちらかを見極める必要があります。

 

なぜなら、成長業界かつ業績が良い会社に在籍するだけで、勝手に給料が上がっていくためです。

 

同じ商品を何年も売り続けている会社は、転職先として避けてほうがよいといえます。

 

それだけ社内に先輩がいることでもあるので、長い間自分を差別化できない原因となります。

 

また、成長業界であれば、新しい分野に一番乗りすることができるチャンスが飛躍的に高まり、その機会がそのまま市場価値を高める要素となります。

市場価値が高い人間が集まる職場が働きやすい

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上司の顔色を伺うことと市場価値を見続けるのでは、どちらが働きやすい会社でしょうか。

 

会社の業績が良い場合は、皆が調子づき上司の顔色を伺う機会も減ります、

 

しかし、会社の売り上げが低落し始めると、社内での人間関係が悪くなり、愚痴、噂話が増えて社員の精神を殺す職場へと様変わりします。

 

一方、目線の先が常に市場を向いている人材は、会社の好不調に関わらず身に着けたスキルを武器に、条件の良い転職先にポジションを変えるという選択肢を持ちます。

 

会社を辞めるというカードをできる限り強めておくこととも言えます。

 

理想的には、社員全員が市場での価値を意識しながら仕事に取り組むのが全体最適となりえます。

 

会社にしがみつくしかない人間が、社内で醜い争いを始め、人間関係に悪影響を与えます。

 

いつでも転職できるカードを持った人間が集まる会社が、本当に良い会社といえます。

99%の人間は明確にやりたいことがない

仕事上でのやりがいや成長機会そして自己実現を啓蒙する本がたくさんあります。

 

しかし、ほとんどの人間は、どれだけ探しても仕事で心の底からやりたいと感じることは見つかりません。

 

だからこそ、自己啓発系の本はいつも本棚に並んでおり、どれも同じような内容にも関わらずヒットし続けるのです。

 

仕事でやりたいことを探すよりも、どんな人でありたいか、どんな状態で仕事をしたいかに着目するべきです。

 

そのためには、どのような作業をしている時に、良い緊張感を持ってスムーズに仕事をできるのかに注目するのがよいです。

 

見つけ方のコツとしては、人から褒められるけれども、自分ではあまりピンとこないようなことにヒントが隠れています。