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19歳の時のエムバペとメッシの比較

 

 

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ロシアワールドカップにおける活躍によって、エムバペの名前は世界中に知られた。

クラブでは、ネイマールカバーニと攻撃のコンビを組み、欧州チャンピオンリーグの舞台でも活躍していたが、W杯の活躍でサッカーファン以外の知名度も上がった。

比較対象として名前が挙がるリオネル・メッシも、19歳の時にスペインリーグで大活躍していた。

この記事では、19歳の時のメッシとエムバペの比較と両者の今後のキャリアについて伝えたい。

 

19歳のメッシ

 

 

レアル・マドリードバルセロナは、エル・クラシコといい、W杯決勝の次に世界的な視聴率が高いゲームだ。

 

スペインでの視聴率は、60パーセントを超えるのが当たり前で、国民的行事と呼ぶべきほど盛り上がる。

 

このクラシコにおいて、19歳のメッシは、ハットトリックを達成した。

 

全てが美しいゴールであり、何年も前からそのピッチでプレーしていたような余裕さえあった。

 

当時の最高のFWであるチームメイトのエトーが、メッシが得点を決めるのを見て、頭を抱えて驚いたのは印象的である。

 

クラシコでゴールを決めることは、サッカー選手のキャリアを大きく変える。

 

重要な場面でゴールを外すと、人格を否定される程のメディアバッシングを受け、すぐにチームを追い出されてしまう。

 

誰もが憧れ莫大な資金力を持っているので、代わりの選手をいくらでも呼べるのだ。

 

反対に、ゴールを決めると救世主扱いである。

スペインの街に出歩けば、店の食事がサービスされ、写真を一緒に撮ることを頼まれる。

そして、クラシコで点を決めた事実は、生涯にわたって評価され、選手の市場価値を大きく高めてくれる。

 

サッカー選手のキャリアにおいては、レアルとバルサからゴールを決めることが、人生を左右するほどの特別なものになっている。

 

そのような舞台においてメッシは、若干19歳でハットトリックしたのである。

 

また、スペイン国王杯における対へタフェ戦で、5人抜きも成し遂げている。

 

このプレーも、何年も前からそのピッチでプレーしていたと思わせるほど余裕があるドリブルである。

 

そのドリブルコースは、マラドーナのW杯における有名な5人抜きと同じであった。

 

アルゼンチン国民は、低迷する代表チームに、マラドーナの次の英雄を待ち望んでいた。

 

このプレーをきっかけに、国民がマラドーナとメッシを比較し始めてしまい、メッシへの過剰な依存という悲劇につながってしまった。

 

 

メッシの偉業は、これまでの歴代のバルセロナの選手と比較できないほど圧倒的である。

 

2006〜2007年は、メッシの才能が完全に開花して、バルセロナの救世主だと誰もが確信を持ち始めたシーズンである。

 

19歳のエムバペ

 

 

ワールドカップにおいては、メッシ率いるアルゼンチン相手に、大活躍をした。

 

まず、爆発的なスピードで相手DFを抜き去り、PKを獲得した。

 

50Mくらいの距離を走り切ったドリブルは、ゴールにつながる最短のプレーである。

 

ドリブルの最中の姿勢がとてもきれいで、目線が上がっており、十分に視野が確保できているため、適切なプレーを選択し続けている。

 

また、上半身のブレのなさから、体幹がとてもしっかりしていることもよく分かる。

 

続くウルグアイ戦では、あからさまなダイブを行い、世界中から非難された。

 

この行為は、国を背負って戦う場においては、とても不適当で許されるものではなく、ウルグアイ代表キャプテンのゴディンから激しく非難された。

 

この行為は、パリサンジェルマンで同じチームメイトであるネイマールからの悪影響を受けた可能性が高い。

 

勝戦では、周りのチームメイトや関係者からのアドバイスを受け、時間稼ぎやダイブをすることなく、チームのために貢献した。

 

その結果、試合を決定づける得点を決めフランスを優勝に導いた。

 

遠めからのシュートであったが、相手DFの死角とGKのタイミングをずらした才能溢れるシュートであった。

 

リーグ戦では、パリ・サンジェルマンカバーニネイマールといった世界クラスの選手と共にプレーしている。

 

しかし、二人の選手の方がキャリアが長いことに気を使っているせいか、主に右サイドでの縦への突破や俊足を生かしたスペース作りに徹することが多い。

 

ただし、二人のビッグプレーヤーがベンチのときは、シュートをする回数が増え、10代でチャンピオンズリーグ二桁得点という偉業を成し遂げている。

 

19歳時ではメッシに軍配が上がる

 

サッカーのタイトルにおいては、W杯優勝のトロフィーが最大の名誉である。

 

その次は、チャンピオンズリーグ優勝のタイトルと考える選手が多い。

 

エムバペは、信じられないことに既にW杯優勝のタイトルを取って、チャンピオンズリーグでも活躍している。

 

社会的な知名度でいったら、当時のメッシより上回るはずだ。

 

それでも、エムバペは、まだ神とし神格化されていない。

 

今回のフランス代表は、チームとしての完成度が高く、エムバペの力がなくても勝てるほどの底力を持った集団であった。

 

フランスが弱く、エムバペの活躍によってチームが勝ち進んだら、かつてマラドーナが崇められたように、フランス国民が彼を神格化していただろう。

 

一方メッシは、19歳時点で、主要なタイトルは取れていない。

 

それでも、クラシコでのハットトリックと5人抜きのプレーなどによって、サッカーファンを誰よりも熱狂させていた。

 

当時、停滞していたバルセロナの中でスタメンを張り、相手からレッドカードに近いようなファールを受け続けても、驚異的なペースでゴールを決め、ファンに希望を与え続けた。

 

やがて、バルセロナの選手までもが、彼の影響を受け、メッシに追いつくため練習量を増やした。

 

その影響を受けたのが、スペイン代表の核であるイニエスタブスケツ、ピケである。

 

本物の天才は、周りのモチベーションを底上げし、天才をより天才にする。

 

 

そして、メッシは、ダイブをしない選手だ。

 

 

エムバペには、ダイブをしない選手として、サッカー選手を目指す少年の見本となることを期待する。

 

決して、卑怯者と純粋にサッカーと向き合い続ける選手を比較してはいけない。