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ライフハック、飛蚊症

昔のクリロナ

初めてクリロナを見たのは、ユーロ2004だ。

当時は、左のウィングでサイドアタッカーとして活躍していた。

ルイコスタやデコなどの名選手がいた時代だ。

ドリブルにシザーズを多用し、相手を完全に抜き去らなくても深い位置からクロスを上げることができた。

シュート精度はまだイマイチだったが、ヘディングには高さがありポルトガル代表の大きな得点源となっていた。

 

昨日のポルトガル対スペインでは、2トップのような形でFWの位置に入っていた。

その中で、前半早々にPKを獲得し、得点を決めた。

判定は微妙だったが、得意な形で持ち込まれていたので、DFは反射的に足が出てしまう。

それだけ、クリロナのスピードが速く、自然にファールをもらうことができるのだ。

特に、ファールの貰いかは本当に上手くなった。

昔は、シミュレーションに失敗し、あからさまに地面に体を投げ出してイエローカードをよくもらっていた。

キャリアを重ね、怪我を防ぎつつファールの上手い貰い方を習得したと思われる。

FKの得点率が高くなった現代サッカーでは、ゴール付近でファールを貰うことはとても重要である。

サッカー選手は、ペナルティエリア付近でファールを貰うための練習を行う。

相手を、最初から抜くことを目的としない、ファールを誘うためのドリブルを仕掛ける選手が多数いる。

クリロナは、シザーズを昔から多用していたが、効果的ではないことが明らかになった今では、使用する選手は減った。

今でもイスコやネイマールは、シザーズを使うが、相手を抜くためというより、相手DFとの距離を測るためにやることが多い。

シザーズをやっている間は相手DFに間合いを詰められないし、ボールを跨いでる時間を使ってルックアップし、周りの状況を把握することができる。

クリロナシザーズは、同様に相手との間合いを取り、次のプレーに移行するためのリズムをとるためのもののように感じる。

あくまで、クリスティアーノ・ロナウドという選手は、スピードで抜き去るプレイヤーだ。

ボールを持っている時の姿勢がとても良いので、視野が広く、実はエゴを押し殺せば決定的なパスが出せる選手だ。

所属クラブのレアルは、選手ごとに役割が明確に決められているので、ワンタッチでゴールを奪い去っていくFWのイメージが強いかもしれない。

ワールドカップという舞台は、役割が定められているリーグと違うため、スター選手の以外なプレースタイルに気付くことができるかもしれない。